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淵LOG2

 (DAY140: 淵野辺終了しますた 12/31(水))

「ヘッドホンのケーブルを換えて測定してみる」の更新を持ちまして
今回で(特に間違いや補足する事項がなければ)、ここのサイトの更新は停止であります。

はやくHTML覚えなきゃダメだね。俺。


ここと、旧サイトはレンタルサーバの期限が切れる3月くらいまでは残っています。
(あとは消されてさようならです)


どこか他で続けるとしても、こことのリンクはバレないようにしたい。
あの・・ほら・・名前とかがアレだったしなぁ。


ではみなさん、カゼには気をつけて(今カゼ気味なんすよ自分)、良いお年を。

(DAY137: 最終回-1 12/28(日))

次回更新で最終回の予定ですので、
最終回直前記念として、インピーダンスと位相祭り(俺一人)実施してみました。



多くの人に全然役に立たない点については自信あり。

でも測ると真面目に面白いんですって!ホントですよ?

(・・・誰かダマサレテ測ってくれないかなあ。)


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掲示板でご質問を受けた、とんとんさんへ私信


こちらは順当に高域が相対的に出るようになっています。



10pro用の航空機アダプタは(テスタであたったところ15Ω程度の抵抗がパラで入っているようにみえる)
ER4P-24と比べると効果はかなり少ないです。

嘘言っちゃってごめんなさいね。


【補足】
ER4P-24は各chに70ohmの抵抗が直列に入っているだけですが、
10pro付属の航空機用アダプタは、各chに100ohmの抵抗が直列に入っていることに加え、15ohm程度の抵抗が並列に入っているため、イヤホンのインピーダンス特性の変化の影響が受けにくくなっているため、と思われます。
(テスターで各端子を当たって抵抗値を読んで推測しただけではありますが・・・)

(DAY132: 俺反省会2 12/23(火))


終了間近記念。

評価に関する問題点って何だろ?と少し愚考してみる。


(1)評価者自信が自分の特性についてよく分かっていない:
評価者は、自分の経験や、生まれ持っている特性に基づいた嗜好があり、言ってみれば各自違った色眼鏡で評価を下しているのに違いないのに、自分自身がどのような偏りを持っているのかを正確に把握して、なおかつ明確に説明することが至難の業のように思えます。
このため、評価者はそれなりの量の評価を行って、読み手に自分の偏りをぼんやりと推測してもらうことが必要となってしまうのではないかと。


(2)断定的な書き方をしてしまいがち:
例えば「XXはつまらない」という類の断定的な書き方。
これはちょっとしたトリックのような書き方で、「つまらない」というのを「XX」の客観的な属性で事実であるかのように感じさせる書き方だけれど、実際には「つまらない」と感じているのは評価者であって、なぜつまらないと「評価者」が感じたのかを明確に説明して、その上で共感を得た人に対してのみ事実となる事柄ではないかと思うのです。
(これは(1)の自分の偏りに自覚的でないことや、他人と自分の感じ方は同じはずだという期待や、自尊心に関わる問題かもしれない。)
冗長だし歯切れは悪いけれど「私はXXはYYという理由からつまらないと感じる。」となるべく正確に書く方が多くの人が理解できるし、無用な軋轢を生まないのではないかしらん?


(3)ウラが取りにくく議論がしにくい:
測定で定量化出来るのは対象の一部の側面に過ぎず、また平均的な実耳の応答に近い絶対値が得られる測定方法も確立されてもいない。(とはいえ、精度の問題はあれども、自分の感覚に基づかないデータは、自分の誤りを正すのには非常に有効と感じます。)
「満足な実験室がない」状態に近く、そのため間違いがあってもそれを正す「エラー訂正」が働きにくい。
また議論をしても抽象的、形而上的になりがちで満足な合意が得られず、勢いお互いに「相手が劣っていることが原因」という単なる不毛な中傷の場になりがち。



・・・と、なんだかダークな感じの反省ですが、
ただ、もうちょっと自覚的であれば、もっと評価の内容は向上できるのではないかと思うのです。

自分はそもそもレビューというレベルにも達していなかったので、単なる負け犬の遠吠えみたいなモンですけれどね。
 (DAY130: もうちょいで淵野辺終了なお知らせ 12/21(日))


「いや別に報告しなくてもいいから」・・・というご意見はごもっともですが、リンクも貼らせて頂いていることもあり、予めご報告させていただく次第であります。

途中で測定環境も変わっちゃったりしてグダグダなのもあんまりよろしくないぜ・・・ということや、そろそろファイル数が増えてマイPC+HP作成ソフト的に不味い状態になってきたということもあったりします。(保存に10分以上とかあり得ぬ感じ。・・・Ninjaめ。っていうかHTML覚えとけと。俺。


よって、年内いっぱいくらい(あと数回更新くらい)で更新停止と思われますが、それまでは相変わらずのダメ進行でGO!

旧サイトもレンタルサーバの契約期間が終わるまでに消す予定であります。来年3月位までだったかな?

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ER-6。


【いい加減な測定結果】


ER-4Sと比べてしまうと、10kHz以上がちょっと寂しい感じに見えます。


60Hz以下、ER-6の方が妙に低域までフラットなのは、たまたまER-6の2段フランジで密閉度が良かっただけでありましょう。

また、ER-6は8〜9kHz近辺にかなり大きなピークがありますが、これはカプラ内での共鳴であります(チップの押し込み具合でピークの周波数が変動することから分かります)
カプラの長さはおおよそ外耳道の長さを想定してはいますし、実際の自分の耳でも9kHz近辺を中心にピーク感がありますが、個人差も大きい各人の実耳の応答とは極端な違いがあるかもしれませぬ。(各人で実際にWaveGene等で再生して試して頂きたいような内容ではあります。)



【ご参考までに、以下にMySpeakerの測定結果を挙げておきます。】













これで約束は1つだけですが果たせたかしらん。
 (DAY129: 俺反省会 12/20(土))

IE 8の件。

街中や、電車の中でここ数日使っていますが、どうも自分にはステムが短めのようで遮音性はあまり良くない。(※)

そのためか、自分の場合は10proの方がまだ密閉度は高いです。
(10proも比較的耳に浅めに入れるタイプなので、遮音性はそれほど良いとは言えないと思いますが、本体の形状が直線的で耳の奥に入れやすいため、IE 8よりは密閉度が高いように思います)

なので、特に低音のノイズが多い電車などで使う場合には、「ものすごく低音過剰」というほどでは無いすね。

しかしそれでも「相当低音寄り」という印象は変わんないですけど、TPOってことはあるので状況をちゃんと限定せずに断定的に書くのはあんまり良くなかったです。

・・・ダメ人間。

(※)自分の場合、10proのシングルフランジやフォームイヤチップを流用して若干密閉度が上がりました。
さらにShureのフォームチップを加工して流用したりで(芯を抜いて、少し長めにした内径5mmのシリコンチューブに置き換えた)、何とか密閉度が納得出来る程度にいたしました。・・・・まあ音は当然変わっちゃいますが(低音さらにブリブリ。高域のピークの状況も変わる。)、自分は遮音性の方が重要でしたので、なかなか按配は良いです。

============================

IE 7 vs IE 8。

同じ測定条件(イヤチップも同一)なので、まあそれなりにご参考ということで。

【それなりにいい加減な俺測定】



IE7の方が、高域のクセはそれなりに目立つ様子。
自分の耳で実際に聴いた場合でも、5.5kHzのピークは、かなり大きなものとお見受けいたしました。

低域はIE8のMAX〜MINの中間程度の量か。
高域の鮮明さはIE8よりも、それなりに落ちる印象。

装着感はIE8と大差なし。ただしIE7はステムの根元の直径11mmくらいある「半球状の出っ張り」が自分に馴染まず、IE8よりむしろ(若干ですが)装着感は悪いかも。

ステムが自分には少し短めなのはIE8と同じ。




・・・また反省会なのか?


======================
【蛇足】

この後、
なんで自分は、IE 8、IE 7がそれほどには好きではないのか?という点について(もちろん悪くはないですよ)
自分のことながらツラツラと考えてみるに、思い当たるフシがあり、追加で測定。


※CX 95にもIE 7と同じダブルフランジMのイヤチップを付けて測定しています。

CX95とIE7のf特はかなり似てますな。っていうか相当似ていると言えそう
(甚だしくはないですが、CX95はIE7よりも若干高域は刺激的な感じではあります。)

ここはひとつ、「CX95のコストパフォーマンスが良いのだらう」とポジティプに捉えたい


結局のところ、
「CX95にそれなりに馴染んでいたので、IE7、IE8の傾向が似ており(特にIE7)、俺的にあんまり新鮮味がなかった。」
というだけではないかと思うのです。

まあ、もしかしたら後付けの屁理屈かもしれんですが。

・・・・自分のことなのにいい加減だなあ。
 (DAY149: 俺反省会 12/20(土))

IE 8の件。

街中や、電車の中でここ数日使っていますが、どうも自分にはステムが短めのようで遮音性はあまり良くない。(※)

そのためか、自分の場合は10proの方がまだ密閉度は高いです。
(10proもあまり耳に浅めに入れるタイプなので、遮音性はそれほど良いとは言えないと思いますが、本体の形状が直線的で耳の奥に入れやすいため、IE 8よりは密閉度が高いように思います)

なので、特に低音のノイズが多い電車などで使う場合には、「ものすごく低音過剰」というほどでは無いすね。

しかしそれでも「相当低音寄り」という印象は変わんないですけど、TPOってことはあるので状況をちゃんと限定せずに断定的に書くのはあんまり良くなかったです。

・・・ダメ人間。

(※)自分の場合、10proのシングルフランジやフォームイヤチップを流用して若干密閉度が上がりました。
さらにShureのフォームチップを加工して流用したりで(芯を抜いて、少し長めにした内径5mmのシリコンチューブに置き換えた)、何とか密閉度が納得出来る程度にいたしました。・・・・まあ音は当然変わっちゃいますが(低音さらにブリブリ。高域のピークの状況も変わる。)、自分は遮音性の方が重要でしたので、なかなか按配は良いです。

============================

IE 7 vs IE 8。

同じ測定条件(イヤチップも同一)なので、まあそれなりにご参考ということで。

【それなりにいい加減な俺測定】



IE7の方が、高域のクセはそれなりに目立つ様子。
自分の耳で実際に聴いた場合でも、5.5kHzのピークは、かなり大きなものとお見受けいたしました。

低域はIE8のMAX〜MINの中間程度の量か。
高域の鮮明さはIE8よりも、それなりに落ちる印象。

装着感はIE8と大差なし。ただしIE7はステムの根元の直径11mmくらいある「半球状の出っ張り」が自分に馴染まず、IE8よりむしろ(若干ですが)装着感は悪いかも。

ステムが自分には少し短めなのはIE8と同じ。




・・・また反省会なのか?
 (DAY146: 文句ばかり言ってはいけません 12/17(水))

IE 8。

ゼンハイザー渾身のイヤホン・・・なのでありましょうか。


イヤチップが沢山付いていますが、どれもあんまり自分には微妙に合いませんでした。
(自分は10proのシングルフランジLサイズを使うと、比較的密閉度が得られたのでこれで代用)

装着感は特に悪くは無い。普通。

音については、出荷時のbass response最小設定でも相当低音寄りに聴こえます。かなり迫力のある低音。
もうちょっと低音を絞れた方が良かったかも。
最小設定でも、ちょっと低音が出すぎて低音楽器がぼやけてしまっている印象はあり。

ただ、確かに低音寄りだけれど、高域にも若干派手さがあるので、全体のバランスはそれなりに取れているようにも思う。(かなり低音寄りのドンシャリ・・というところか?)

ハイエンドは確かにBAドライバーよりは伸び伸びしている感じはある。これは美点。

しかし少し残念なことに、高域はそれほど洗練されていない印象があり、歯擦音のキツさや、高域が飽和したようになり表情が欠落する印象を持つ楽曲はそれなりにあり。
周波数特性を測ってみた結果も、音圧の凹凸がそれなりに大きいように見える。
(特に5.5kHz前後のピークは、マイクではなく自分の耳でも同様にきつめに感じられ、それなりに耳障りに聴こえる場面があるように感じた。)




ちょっと厳しめにかいちゃいましたが、ちょっと自分が期待しすぎていたバイアスもありましょう(前評判からも、価格設定からも)。もうちょっと良い面にフォーカスすべきだったかもしれませぬ。

まあ自分個人の単なる感想なので軽くスルーしてくださいませ。
 (DAY142: 買ってません 12/13(土))


オーディオテクニカ ATH-A2000X。

・・・試聴は3回目ですが、一向に購入意欲が湧き上がらず今回も保留
何か最近のオーディオテクニカの高級機(?)とはあんまり相性が良くない俺

あと専用ページ
「音の真実を追い求めた技術の結晶と叡智のすべてがここに。」
っていうのはいくら宣伝文句とはいえ、ちょっと恥ずかしい感じがするなあ・・・。

=====================

パイオニア HDJ-2000。

全然買うつもりなかったのですが、たまたま試聴機がじっくり聴けて気に入って購入。

DJモデルらしく重低音がかなり元気で、重心が低めで太めな音調と思いますが、
(ボーカルはやや太めで遠めに聴こえ、ベースが派手でちょっとボワつく傾向)
それ以外は密閉型にしてはクセが少なく、自分的になかなか元気で楽しい感じなので思わず買ってしまいました。


難点としては:
・装着すると僅かに少しハウジングが「ハの字型(下の方が広い)」に開きがちな傾向あり。
 これはヘッドバンドの形状がちょっと変わっていて、頭頂部の「R」が小さいためと思われ。
 頭のサイズが大きめの人はちょっと気になるかも。装着感の点ではHDJ-1000の方が良好のように思いました。
 もちろん甚だしく悪いわけでは無いので、もしかしたら「俺、全然無問題」の人が大部分かもしれませぬ。

・低音の締り具合は普通なので、音圧が多く出る50Hz〜200Hzくらいの重低音〜低音が多いソースでは、ボケた印象になりがちな点。


【俺頭+バイノーラルマイクによる いい加減な周波数特性】

※(測定条件:WaveGene(120secSweep)>(S/PDIF)>m902(再生)>対象ヘッドホン+BME-200(バイノーラルマイク)+俺頭>EDIROL R-09(録音)>(WavFileデータ)>WaveSpectra(FFT))

全体的にさほど大きなクセはないように見える。(もちろん100Hz近辺の低音が派手なのは見てのとおりですが)

100Hzあたりが音圧のピークの様子。
500Hz〜1kHzの凹みが惜しい。これによってボーカルに若干の不自然さあり。(甚だしくはないが)
3.5kHzの凹みはバイノーラルマイクを外しても知覚出来る。(自分の耳の近傍限定のHRTFに起因するのかもしれません)



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【オマケ:HDJ-2000 vs AH-D5000】


ああ・・・こうして比べてみると、なんか自分の好む傾向が分かったような気がするなあ。
 (DAY141: 素敵サイト 12/12(金))

オーバーヘッドの測定に行き詰っております。

そんな最中素敵サイトを発見し、凄い凄いと念仏のように唱えつつ閲覧中。


えーと、ニアフィールドでの測定の問題点も指摘されておりまして、
実測した結果からも「なんだかそのとおりかもしれない・・・」と感じるところ大。

ドライバーとマイクの距離を(現実とあまり乖離がない範囲で)それなりにとる必要がありそう、
という感触を得ましたので、もうちょっとカプラーを変えてみたいと考える所存。


ああ見習いたい。
 (DAY140: ソニー大変だすなあ 12/11(木))

それはともかく、オーバーヘッドの測定もあんまり上手くいかず、
ネタがありませんのでWestone3のインピーダンス特性でも測ってみる。


もちろん本格的な測定ではなく、いつものように簡易的な測定です。
抵抗を直列に入れて1/3octごとにサイン波の電圧をオシロスコープで観測して、インピーダンスを計算してます。


3Wayらしく、複雑なインピーダンス特性のカーブであります。



ここで、先日測った周波数特性(下図)をくらべて見ると・・・



割合とインピーダンス特性の特徴と傾向がよく出ているように見えますね。



遊びでER-4S用のアッテネータ、「ER4P-24」 (実測で68.5Ω)を入れて測定してみたのが以下。
(注:カプラーへの装着が微妙に違うことに起因する測定誤差を考慮して、アッテネータを入れる前のグラフも再測定しています)


3Wayのクセが強調されてしまうようでちょっとダメな感じです。
いや、Westone3が悪いわけではなく、アッテネータ入れた自分が悪いだけですけどね。


しかし、こうしてみると耳の良い方々にとっては
「DAPの出力インピーダンス(ダンピングファクタ)はそれなりに重要!かも?
ということは言えるかもしれないです。


・・・・当たり前ですかね?すいません。




あと、唐突に大変に無粋なことを言うようでアレですが、
マルチウェイは、もちろん再生周波数限界を拡大することが目的なわけですが(BA型では特に高域の拡大)
その結果が「再生上限が16kHzから18kHzになりました」っていうくらいだと、位相やクロスオーバーの問題もありますし、わざわざネットワークを入れて複雑化するメリットがあんまり無いように感じちゃうんですが、どうなんでしょうかね・・・。


と言ってみたものの、ネットワークを取っ払って、マルチウェイアンプ+チャンネルデバイダで鳴らしたりするくらいのツワモノがいたら面白いので、聴いてみたい気もします。

適当すぎだな。俺。

 (DAY137: いいわけ 12/8(月))

オーバーヘッド型の測定環境を刷新すべく、カプラー作製中。
これが全然うまくいかない。

あんまりキッチリ密着するものにしてしまうと、現実とかけ離れた低域の応答となるし、高域の応答もずいぶん様相が変わってしまいます。むしろわざと少し密閉度を落とすべくトライ中。

ということで、まだSTAXは測れていません。すいません。すいません。

まだ上手く測れていませんが、現在の暫定的な環境での上手く測れていない状況説明は以下。


赤:イヤパッドの密着度が非常に高い場合
青:イヤパッドの密着度がわりと普通の場合(・・ってどんなだ)

一見して低域の応答がかなり違います。赤の方は空気の制動が目茶効いているように見えます。(このときサインショットもかなり綺麗になります)

しかし、自分が被って聴いた時の印象は、残念ながら青に近い。密閉度はさほど良くないですね。はい。


・・・・なのですが、なかにはイヤパッドがかなり良く密着してフィットしている人は、もしかしたら赤に近い低域の応答を感じている人がいたりしないかしらん?

低域をシメたい場合、アンプやその上流よりも、パッドを工夫した方が効果あるかも・・・などと思ったりするのでありました。

 (DAY133: イヤホン特許マニア 12/4(木))

・・・そんな人はあんまりいませんけど。


特許の文章って、「どこまで続くんだよ!」と、接続詞や接続助詞でズラズラと長い文章に苛立ちを覚えることも多々ありますが、
まあそこをグッと我慢すれば、たまに特許検索して眺めてみると意外に収穫があったりします。

普通の検索エンジンの感覚で使える、検索がとってもかんたんな「かんたん特許検索」(まんまですね)で幾つかイヤホンネタをピックアップ。



<その1>
「イヤホン装置」/出願人 ソニー株式会社/出願2006/01/12 公開 2007/07/26

1ページ目でいきなり分かりますがMDR-EX90SLです。・・・もう生産中止ですが。


カタログなんかに「特許申請中」とあったモノがこれですね。きっと。

「33度傾いてんだぜ!」、とか。
「33人の耳を測定して角度を決めたらしいよね」
(6ページ目【0045】【0046】)

・・・などという、イヤホンマニアからもウザがられるようなトリビアな知識も!

しかしこの特許はかなり読みやすく書かれており、フランクで感じが良い。なんか賢そう・・・いや全くなんとなくだけど。
さすがSONY。(どんな特許の読み方だ)

ついでにここも読んでおいて(発明者の太田さんのインタビューであります。)、もっとウザがれらるのもよし。



<その2>
「イヤホンアタッチメント 」/ 出願人 昭和電線デバイステクノロジー株式会社/出願 2006/08/31 公開 2008/03/13

この特許はカナルタイプではない、いわゆる普通のイヤホン(イントラコンカ型)を「カナルもどきにする」アタッチメントです。iPodのイヤホン用のとか似たようなのありますよね。

・・・まあ、わりと地味な感じもしますけれど、なぜ取り上げたかといいますと、
14ページ目の【図12】が、外耳道を模した測定用のカプラーを作るのにとても参考になるであろうと思ったからです。(各部の数値は8ページ目の下段に記載あり。長さL1は数字入っていませんが25mm前後で良いと思います。)

(実際は少しS字型にカーブがあるのですが、そこまでリアルにすると二度と同じカプラーが作れないような気がしますので、この程度の近似の方がむしろ使い勝手が良いのではないかと想像。)

どなたか作製と測定トライしていただけないでしょうかと・・・



<その3>
「インサート型ヘッドホン」/出願人 フオスター電機株式会社/出願 2003/12/24 公開 2005/07/14
・・・K324Pっぽいなあ。違うかな?
10ページの【図6】の周波数特性が参考になる。

しかしこのグラフだと低音も相当持ち上がっているので、本当にヌケが良く感じるのかちょっと心配。


<その4>
「イヤフォン」/出願人  BOSE CORPORATION/出願 2007/06/29 公開 2008/01/24 

TriPortIEですね、これは。

この特許はめちゃ面白いです。実物で微細な構造を確認しつつ読むと、音の好き嫌いは別にして、非常に論理的に音を作りこんでいるがわかる。BOSEあなどりがたし。

イヤホン測定マニア的にも
・13ページ目の【図4a】〜【図4c】の、ポート、ノズル、ダンパ、圧力平衡穴のパラメータによる周波数特性の変化を示すグラフ
・同ページの【図5】パッシブイコライザの回路図と、この電気応答【図6】(1.55kHzの共鳴を8dB押さえ込むため、らしい。)

・・・といった、ワクテカな内容が沢山。(変態・・・)


ちなみに、自分が過去に測定した特性(下図)と、上記【図4c】の周波数を比べてみると、まあまあ似ておりちょっとうれしい
(おそらく【図4c】に1.55kHzを抑えるパッシブイコライザーの効果を加えたものが、設計で意図した特性だと思われ。)

比較的軽く(浅く)、自作のインチキなカプラにかぶせたときの周波数応答。




・・・といったように、

当初、面白がって読んでいただけですが、意外とまじめにタメになる感じです。

他にも「ATH-EC7っぽいの」だとか、まだまだ沢山あります。

探してみるのも一興・・・・・なのか?


 (DAY131: 結果のみ 12/2(火))

今日はとても眠いのです。

縦軸の縮尺は、凸凹が分かりやすいよう旧来より拡大してます。


3kHzにディップあり。感覚的には8kHz近辺はこのグラフよりもう少し出ているようにも思う。



これもなんだか5kHz弱に明確なディップあり。

どうもこの2機種はクロスオーバーがイマイチ感。


<参考:同条件で測定>

 (DAY130: 久々にメモ 12/1(月))

Westone 3。

届いた直後のパっと聴きの印象。


・・・・ステムが自分には少し短いかも。まあE5cなんかと同じくらいな感じですけど。

自分の場合トリプルフランジが一番フィット感がマシでしたので、これを使ったパッと聴きの感想は以下。



バランスは自分にはちょっと低域寄りかも。100〜200Hz前後はかなり出てそうですね。これ。

いや、低音が元気なだけでは全然まずくはないのですけれど、
ちょっとどうかなあと思うのは、2〜3kHzが少し大人しすぎのように感じる点であります。
ゆえに、低域の量との相乗効果(?)でボーカルが太く、かつやや不明瞭な印象あり。

高域は13〜14kHzあたりまでは結構出ており、BAタイプとしてはそんなに伸びがないようにも思えないのですが、いかがなもんでしょう。・・・って今日は周波数特性のグラフが取れてないので自信が無いこと甚だしいですね。

GRADOなんかだと、2〜3kHzというと逆に強調している帯域なので、
「GRADOとは全く似てない、っていうか殆ど真逆」という俺ファーストインプレッション。


良い点としては、迫力があるが下品な感じではないし、変に聴き疲れしそうにないのは良いかも。


有体に自分の好みからいうと、X10やX5、10Pro、SA6の方が好きですけれど、これは人それぞれの好みの問題なのでどうでも良いことでありましょう。

 (DAY128: 全部間違っていた可能性あり 11/29(土))

掲示板でのご指摘で気づいたんですが・・・・

密閉を完璧にしたカナルタイプのイヤホンの低域の波形が(下図(1))綺麗ずぎる件。(一番左の列の、21.5Hz〜172Hzの列に注目)


(1)
カプラーとの密閉方法:
イヤチップなしで、本体とカプラ
ーを接着剤(ほぼ完璧と思わ
れ)
(2)
カプラーとの密閉方法:
上記(1)の接着の一部を少し
剥がし、密閉度を僅かに落とし
た。
(参考)
周波数応答の変化

【参考】上記(1)、(2)の状態における周波数特性
測定条件:WaveGene(60secスイープ)>(FireWire)>EDIROL FA-66>(光デジタルOUTでThuru)>GRACE
DESIGN m902(ヘッドホンアンプ)>AKG K324P(イヤホン)

カプラーについては、内径7mm、外形10mmのシリコンチューブを、マイク(Earthworks M30)の先端から15mm伸ばした
状態として、これをカプラーとした。

青:(1) 接着剤でシーリングした場合(空気漏れほぼ無し)
赤:(2) 上記(1)の接着剤を一部剥がした場合(空気漏れわずかにあり)

3.5kHz近辺のピークの音圧変動や、周波数の若干のシフト、Q値の変化を見ると、密閉の効果については、機械抵抗性
と質量性の双方のパラメータに影響があるように見える。

いや・・密閉度によって音圧が変わるのは当然承知していたのですが、そもそも品質自体が圧倒的に変わってしまうのですね。

(1)の低域(特に100Hz以下)は、ほとんど完璧のように見えます。・・・K324Pなのにな(失礼)。

この結果から推測すると、自分の耳にピッタリフィットして密閉度の良いカナル型のイヤホンであれば、数千円程度の安価なものでも、高級機を含む自分が測ったことのあるすべてのオーバーヘッドタイプ(edition7/9やらHP-DX1000なども含む)を圧倒する低域の再現性すら得られそうです。
(こんな異常事態なのに、指摘が無ければ、あっさりとスルーするところでした。ダメじゃん俺。そしてHe&Biさんに感謝。)

正直、自分。密閉度によるここまでの波形の変化っぷりは全然分かっていませんでした。

イヤチップの密閉度は(特に浅く装着するタイプで)かなり個人差があるようにも思われ、イヤホンの感想ってますますどう書いて良いものだか・・・かなり困ります。

※接着剤を使って実現できる密閉度は、もしかしたら非現実的なのかもしれませんが、それでもER-4Sなんかのトリプルフランジなどは結構な密閉度になり「十分近いのでは」と思わせるものはありますよね・・・。

※カナルタイプのイヤホン以外でも、オーバーヘッド型の密閉型のヘッドホンでも、同様に波形の相似性が増す効果あり。しかしカナルタイプほどに空気の容量が小さくないためか、はたまた密閉度が完全には出来ないためか、カナルタイプほどには良くならない。



あとは、ここのサイトのイヤホンの感想についても、かなりデタラメ感UP。
でもなんだかちょっと気分よし。
 (DAY126: もう少し継続 11/27(木))


エージング野郎K324P。
まだ継続中。200時間でやめようかと。


次の予定は密閉型オーバーヘッドのエージング。

もういいんじゃね?と思いつつも、まあ結果を見てみたいので仕方なし。


さすがにオーバーヘッドで接着はナイよなあ・・・・うーん。

=====================

Westone3が発送されたらしい。
モノが良ければいいなあ。
(実はもうキャンセルしようと思ってた矢先だったんですけれど)


CK100を使った後のせいかもしれませんが、シングルドライバの方がなんだか好きかもなあ・・・俺。

 (DAY123: 連休は終わりました 11/24(月))


思案の末、実施した結果を「エージング野郎K324P」としてアップしました。

・・・・て・・・適度な突っ込み希望。

もう結構煮詰まっちゃってるしなあ・・・・・

===================

ATH-CKM100。

低音ちょっと薄いなあ、っていう感想以外に
コルク栓型のフォームチップが緩すぎてステムにまったく固定出来ないんですが・・・・

っていうか逆さにすると自然に落下するレベルで、かつて無い驚き。


何か俺は間違っているのでしょうか。
 (DAY120: かなり反応 11/21(金))


He&Biさんのとこの測定。

あれマジ大変。


多方面から観測するといろんな関連性が想像できて素晴らしいすねえ。

手を動かして色々やってみた結果というのはやっぱイイなあ。


かな〜りインスパイヤされましたね。

で・・・どうしようか思案中。というかかなり進行中。
 (DAY119: MySpeaker 俺メモその1 11/20(木))


MySpeakerはちょっぴり解析にクセがある様子で、気が付いた点をメモ。

位相測定について。

「ちゃんと再生・録音のクロック同期が取れているはずなのに、なんだか位相の測定結果がフラットにならないなあ・・・」 とお嘆きの貴兄も多いことと思います。

具体的には、ループバックテストしてもこんな感じになってしまっているのではないかと。


見てのとおり高域の位相がズレズレです。


しかしながら、実は上のグラフはMySpeakerの位相測定用の音声ファイル(mysp_phase.wav)をリネームして、そのままMySpealerで解析させてみた結果でありまして(※)、上のような結果になるほうがむしろ正しいように思われ

(※)ただしそのままでは音声レベルが高すぎてエラーとなって解析してくれないので、サウンド編集ソフトでノーマライズして僅かに出力を下げる必要あり。


ちなみに、音声ファイルの先頭部分をサウンド編集ソフトで見てみると・・・

上手のように先頭にインパルス信号を入れて、これをインパルス位置を原点の時刻としてMySpeakerは位相の解析をしている様子。

よってこのインパルスと、以降の信号波形の間隔によって、位相測定の結果が大きく変わってしまうものと思われ。


例えば、なぜか知らねどインパルス〜信号波形間を2サンプル分間引いて、再度解析にかけると、以下のように完璧にフラットな結果が得られる。



一体全体なぜ2サンプル分間隔が広いのか?
はたまた、なぜFastTrackProでのループバックの結果が下図のように比較的フラットになってしまうのか?
・・・という点については残念ながら自分には良く分かりません。


FastTrackProのループバックテスト結果。単に偶然のような気もするフラットさです。


結局MySpeakerでの位相の測定について自分が言えそうなことは、
「位相については暴れ具合だけを見れれば十分とすべし。」
「絶対値については、ちょっと測れないかも・・・」
という事くらいであります。


======================

同じように・・・
測定用の音声ファイル(mysp_*.wav)を、Lv調整後リネームして、そのままMySpealerで解析させてみた結果一覧。
言ってみれば「コレ以上は絶対に良くならないであろう」理想応答中の理想応答に相当するものと思われます。













 (DAY116: 暫定的測定環境 11/17(月))


FastTrackProの調子が悪いままなのです。
このまんまだと、新測定環境を構築するまでなんにも測れなくなってしまうので、暫定の測定環境を急遽デッチあげることにする。

【本日から当面の暫定測定環境】
再生:SineSweep(WaveGene)>Onkyo SE-200 PCI LTD>(TOS)
    >GraceDesign m902(ヘッドホン出力端子)
録音:手作りカプラ(※)>Earthworks M30>EDIROL FA-66(INPUT1)>FFT(WaveSpectra)

(※)・・まあ・・その・・カプラと言うほど大層なもんでもなく、単に内径7mmΦ、長さ22mmのシリコンチューブです。)

この測定だと再生と録音のクロック同期は出来ないのでMySpeakerは当面使用を断念。
あ〜あ・・・


(1)まずは動作確認としてループバックテスト:Sweep30sec
SE-200 PCI LTD>(TOS)>m902(ヘッドホン出力端子)>ステレオ標準ケーブル(1.5m)>EDIROL FA-66(INPUT1)

20Hz近辺が僅かに凹んでいるのは、Sweep速度が30secと比較的速い(?)ためです。
横着者なのでこのくらいならば相対比較に使う程度では十分とみなします。


(2)次はER-4S(トリプルフランジ) ・・・このER-4Sは本日測定デビューのブラックな2代目です(泣)



(3)triple.fi10pro(シングルフランジLサイズ)



(4)SLEEK AUDIO SA6 Bass+/Treble+の場合(ダブルフランジ)

こうしてみるとX10とちょっと似ていますね。(比較すればSA6の方が低域控えめ、高域は派手ですが)


(5)Klipsch Image X10(シングルフランジLサイズ)※過去の測定ではチップが間違ってました。すみません。



(6)Klipsch Image X5(シングルフランジLサイズ




・・・・・以上、測定系が変わると随分とグラフも変わっちゃうなあ・・・としんみりしつつも、
結局のところ、X5がとっても気に入ったので、なんとか早く測りたかっただけ、というのが本音


X5について、あえて文句を言えば、
・ボーカルがチョット引いた感じになるように思う点。(2〜3kHzあたりが少し控えめな点に注目。)
・X10同様、ER-4Sのようなハイエンドの伸びは無い点。

それ以外は自分的には低音の量も適量だし、左右の音場感も良いし、BA独特の滑らかさもあり、ほとんど文句なし。本体が少し太くなっていますが耳の奥への入れやすさはX10と変わりないように思いやす。


X10購入を検討している方は、X5も是非聴いておくことをナマイキにもお勧めしたいように思う次第。

 (DAY114: 謝ったり、壊れたり 11/15(土))

(1)いつもリファレンス用として使っていたER-4Sが故障:
  ・・・というか(いつも測定に使っている)Lchの13kHz以上がサッパリ出なくなっていることが発覚。
  フィルタを交換しても全く効果がないので、何か不具合が起きている様子。
  しかし、こんな故障ってあるのかいな?

  ここ最近過酷な使い方だったしなあ・・・・・。反省。


(2)M-AUDIO FastTrackPro 非常に調子悪し:
  録音再生を同時実行した際にUSBのレイテンシ不足のような症状で、最近異常なノイズ発生多発。
  PC環境のせいかもしれませぬが、FastTrackProから何とか脱却を目論見中。
  (結局のところ測定は録音再生のクロック同期がしっかり取れれば良いわけで、FireWireに移行したいなあ・・・)

(3)Klipsch Image X10測定ミス発覚:
 測定時に付けていたのが標準のシングルフランジと違うじゃん・・・というのが今更発覚。
 周波数特性以下再測定いたします。しかし上の故障なんかのため滞っています。
 (物凄く変わるってことはないとは思いますが・・)

 生まれてごめんなさい。


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AKG K340。

もちろん最近出たイヤホンの方。
(ややこしいから同じ機種名は出来ればやめて欲しいなあ・・・・)


ちょっと奇抜なデザインや、「FUDGE」などといったネーミングが、何かちょっと受けを狙ってテラった印象を持っていたので、ちょっと心配な感じはありました。(まあ別にカッコ付けるのは無問題なのですが・・・。)


【適当に測った周波数特性】AKG K340 (Lサイズチップ)


ハッキリ低音寄りと思います。
(4〜9kHzあたりは良く出ているので、「非常に低音寄りのドンシャリ」と言っても良いかも)

KOSSっぽいような気もします。

キックとベースが相当目立ってます。

フォルマントに重要な1〜3kHz辺りが相対的に弱いため、ボーカルが遠め、太目で明瞭さがかなり損なわれている感じあり。
その割には、その上の帯域(4〜9kHz)は量出ているので、録音によっては歯擦音はキツい場面すらあり違和感大。ハイハットも同様で普通に目立つ感じ。

オーケストラは、低音過多でちょっと混濁している感じだし、バイオリンの音色がかなり不自然なのも痛い。(1〜3kHzが凹んでいれば多くの楽器で当然な気もしますが・・・)



ボリューム付きでも自分はそんなに気にはしないんですが(無い方がいいけど)、自分としてはこの周波数バランスはかなり不自然な感じを持っちゃいます。
・・・うーん・・・

 (DAY106: 奇天烈さん 11/9(日))

MySpeakerで採取したヘッドホンのインパルス波形(wavファイル)。

最近のDAWだとインパルスを取り込んで、任意の楽曲データにコンボリューション演算することができます。

これがそれなりに特徴が出ているようで面白く、プチマイブーム。こちらのサイトが詳しい

ポタプロ風のER-4Sとか、edition9風のW5000とかもうなんだかワンダーな感じで笑ってしまいます。

っていうかインパルス波形こっそりUPしたいような気持ち。

 (DAY105: ふんわり名人 11/8(土))

MDR-XB700。

「なんかセグウェイみたい・・・ネタっぽいけど・・・」

と、眉間にシワを寄せながら試聴したところ・・・
低反発で物凄く厚いイヤパッドが実にフワフワで感触良し。
(ドライバーを保護するメッシュまで30mm位の深さがある)
ただし蒸れは普通にありそう。

ケーブルはまるでフラットタイプのLANケーブルのようでかなり斬新。確かに取り回しは悪くないし絡みにくく、意外にグッドアイデアかも。

ヘッドバンドに隠れる位置に大きなスリット状のポートが開いていることもありそれなりに音モレする点は注意
遮音性も密閉型としては普通程度のレベル。


音について:
低音は確かに凄い。
しかし予想していた程にボケボケで篭った感じではなく、バランスは悪くない印象。
2kHzあたり(ボーカル帯域の上の方)が持ち上げられてバランスが取られているような感じ。
ボーカルのサ行は特にキツイとは思わないけれど、ボーカル帯域のちょうど真ん中(800Hzあたり)が凹んでいるようになってしまっているので、楽曲によってちょっとだけ不自然な感じはあるかも。

高域の伸びは以外に悪くは無いけれど、パッドがコップのように深いためか共鳴による凹凸が若干発生しているようにも見える。

ポップス、ロック、テクノなどはなかなかよろしいのではないかと。
オーケストラも迫力があるのは良いが、ちょっと残響多い感じでティンパニが派手スギかも?


なんだか工夫もあるしSONYっぽくて結構好きなので、このシリーズ続けて欲しいなと思う次第。
これで実売1万円以下、というのはちょっと素敵。



【オマケ:適当に測った周波数特性比較】※

200Hz以下がなかなか凄い量出てますね。

※(測定条件:WaveGene(120secSweep)>(S/PDIF)>m902(再生)>対象ヘッドホン+BME-200(バイノーラルマイク)+俺頭>EDIROL R-09(録音)>(WavFileデータ)>WaveSpectra(FFT))
 (DAY104: たまに反省会 11/7(金))

He&Biさんのサイトでの、100Hz+1kHz+10kHzサイン波の合成波形に関する測定は面白いと思います。

と、いうのは低域(特に100Hz以下)による高域の歪みについて、それなりの頻度で気になる機種があるように思われるのです。(キックやベースで高域が歪んでしまうのは個人的には結構気になってしまうのです)

これは参考にさせて頂きたいと思う次第であります。


あと自分、測定項目としてステップ応答(or矩形波応答)を凄くやりたいのですが、低周波発生器を繋げなくてはいけないので、ちょっぴり腰が引けてしまってる感じ。不精者だし。
(インパルス応答よりS/Nは格段に確保できるので、精度はこっちの方が良いはず)

いくつか過去に測った限りでは、比較的再生が容易な1kH程度の矩形波ですら、殆どのヘッドホンで矩形波とは思えぬ絶望的な応答波形でしたし、機種によって聴こえる音が相当に違うことに驚愕することウケアイですので、実際やってみることをお勧めします。(WaveGeneの矩形波再生でも十分に分かると思います)


・・・と、こんな風に思ってしまう自分は、そもそもオーディオに関して熱狂というか情熱がほとんどないようにも思われ。こんなんで趣味のヘッドホンと言えるのでしょうかと。


まあ音楽聴いているのはほとんどiPodだし、こんなものだす。
 (DAY99: 涼しくなりましたので 11/2(日))

ATH-AD1000PRM。

また限定品。もうaudio-techinicaのは全部限定ってことにしちゃえばいいじゃん、などと不埒なことを思ったり。

「通常のラインアップで出来なかったことを!」という感じでもなく(AD1000とAD2000の中間を埋めているだけかしらん?)、何がしたかったのかイマイチ伝わってこないように思うのが残念。
実勢価格だとAD2000とあまり変わりないし。


それはさておき、


俺主観でAD2000との比較してみますと(残念ながら自分はAD1000を持っていないのです)

・全体的にAD1000PRMの方が重心がやや高域寄り。
・200Hz以下の低域が大人し過ぎる感じあり。
 (単に自分の好みだとAD2000でも少しローエンドが不満なので、AD1000PRMはかなり物足りない感じ。)
・解像感や明瞭さは双方なかなか良く大きな差は感じない。


【オマケ:適当に測った周波数特性比較】※
赤:ATH-AD2000
青:ATH-AD1000PRM

※(測定条件:WaveGene(120secSweep)>(S/PDIF)>m902(再生)>対象ヘッドホン+BME-200(バイノーラルマイク)+俺頭>EDIROL R-09(録音)>(WavFileデータ)>WaveSpectra(FFT))


AD2000は初めてf特性測ったのですが、何か主観と比べてグラフ低域薄すぎません?(って誰に言っているのか)
測定ミスなんじゃね?・・・と思い、直ちにHD650を校正代わりに測り直してみたところ、こちらは特におかしなところは無く測定系に異常は無さそう。どうなんでしょね。

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・・・などと、比較的否定的な気分でAD1000PRMを使いつつネットで遊んでいると
見たことなかった808state/LopezのPV発見。感動で涙がちょちょぎれます。

つかヘッドホン、何でもいいんじゃん?俺。


 (DAY98: ぜんぶ錯覚ではないかと 11/1(土))


聴覚の話ではないけれど・・・

みごとな錯視を作る立命館大学の北岡明佳教授のサイト(タイトルのうにょ〜っと回転して見える蛇の錯視アートが見事!)を見て、つくづく「脳や神経の逆演算ってこんなにいい加減でいいのかよう・・・ヲイ。」と感じざるを得ません。

視覚について言えば、
視神経の刺激量に変化がない領域は見えなくなっているのに(例:網膜上にある盲点や血管を視界に見ることはない。固視微動を強制的に止めると視覚像が消失する。)、それを意識することさえ出来ない・・・といった言ってみれば「ものすごいインチキ」がごく普通に行われております。


おそらく聴覚についても同じようなインチキ(聴覚器官と脳によるテキトーな逆演算)が行われていると思われます。

・・・と考えると、測定による物理量と個々人の感覚や好みはあんまり相関性が高くない可能性が大いにあり、自分としてはションボリせざるを得ません。


まあ、でも無いよりマシかな?・・・ってくらいの感じで隅っこで細々とやって行きたいと思います。

 (DAY92: 逆切れ 10/26(日))

最近イヤホンの測定が滞っています。

新しいマイク(M30)用のカプラーを作ってカットアンドトライ中、ということもあります。

が、どうも滞っている理由として、「結局ER-4が特性良いよね」で終ってしまうようであんまり面白くない。
いや、別に自分が面白くなくても良いんですが、モチベーションが・・・・


Etymotic ResearchのER-4シリーズに関連する特許をざっと読んでみても、実に入念でソツが無い。(US4677679なんかは1987年の特許のようですが、既に基本的なコンセプトは練りあがりきっている様子が伺えます。あとUS5887070なんかはER-4Sの構造そのもののようですね。)
※ちなみにfreepatentsonline.com調べ。メールアドレスがあれば誰でも即登録できるのでお勧め。


理詰めでこの1991年生まれのER-4を超えるのは相当に難しいものと思われ。・・・というようにちょっと面白くない感じ。


ちなみに試作中のカプラ(5kHz超の高域にはまだ不満があるver.)+新マイク(M30)で測定すると、さらに1kHz以下のフラットさ加減が明白に。(しかし、これでどうして低域が薄いと感じるのか?は面白い問題)

【試作カプラー+M30】ER-4S(トリプルフランジ)周波数特性

まずはローエンドは20Hzまで、フラットと言って良いと思います。(実際カプラの形状を変更してもシーリングさえ完全なら1kHz以下の応答は殆ど変化しない。)

また、特に5kHz超のレスポンスがECM-10と違うのは、主にカプラー形状(両端閉管の共鳴の特性を持つ。材質や長さ、形状でも影響あり)と、マイク特性の差に起因するものと思います。
どういう形状が実耳の応答により近いのか?についてどの参考文献によっても決め手無し。(鼓膜での測定など不可能ですし)

そもそもリンクにもあります、ここのFig.5やFig.6のように、外耳道の応答自体これほどの個人差あるんだから絶対基準など作れないように思われ。

ここは奥ゆかしく、「1次近似でやむなし。相対比較だけで十分」・・・と考える次第。

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ER-4Sで思い出すことというと・・・

自分は4〜5年前に初めて聴いたのですが、試聴にいった店で簡単な装着方法のレクチャーを受け(当時はまだER-4は珍しかった)、トリプルフランジにて装着しようとした際、

店員(女性):「もっと深くまで入れないとダメです。」
自分:「はい・・・(奥まで入らず難儀)」
店員:「いや、もっと深くまでいれてください!」
自分:「え〜と・・(もう痛くて無理)」
店員:(目が怖い)

<中略>

店員:「どうでした?」
自分:「いや高域がすごいですね。(超適当)」


・・・などという、今から思えば大変に珍妙なやりとりも懐かしい。



購入後も装着には大変苦労し、かなりの時間を費やしたように思います。
黄色フォームや、黒フォームチップ、トリプルフランジS、肌色のSフォーム、ER-6のフォームに手を入れて試してみたりもするがこれもダメ。
どうもEtymoticはチップ作りがイマイチのように思う。個人的には特に先端の処理が割と適当なのが気になる。(フォームチップなどは中のビニールチューブ部が十分保護されておらずに痛い感じあり。)

現時点では、SHUREのソフトフォームイヤパッドのSを付けて使っています。(下の写真の左の黒い方です)





新旧ER-4S
(左:新型+Shureソフトフォームイヤパッド、右:旧型+マッシュルーム型のフォーム(正式名称不明)、)
期待のマッシュルーム状の新フォームについては、自分の場合はあまり密閉度が得られず残念な感じ。
 (DAY85: じゃあ真ん中ので一つ・・・ 10/19(日))

相対比較が出来ればいいや!
・・・と、勝手な測定を繰り返している自分でありますが、
正直なところ内心「・・・とは言え大丈夫?俺。」という感じも大いにあり。

よって、ここは一つ念願の校正済みの測定用マイク導入を検討してみます。

※導入出来ていなかった最大の理由は、もちろん「ベラボーに高いから」ということに尽きます

< 中 略 >

で、お値段と性能を天秤にかけて、EarthworksのM30に決定。


・・・高いんですけど(血涙)、このシリーズのマイクはインパルス応答やF特性が大変に美しく(オーディオ帯域の20Hz〜20kHzは殆ど完璧にまっ平ら)、個別の校正チャートも付いて来るので非常に安心感あり。


ちなみに上位機種のM50はさらにインパルス応答が良くカリカリの高性能。
こいつはおよそ6Hz〜50kHzまでまっ平らなf特性・・・。
おそるべし・・・・こんなレスポンスのスピーカーとかヘッドホンがあったらスゲーなあ。

お値段も30万円超えでスゲーですけどね・・・orz。


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